エンタングルメントosugi3yのブログ

14年勤めた企業をやめました。映画「時の行路」尾道市実行委員

悪い情報に敏感に反応する子供〜すべてがNになる〜

私は今教員の端くれみたいなことをしている。歴史なんか色々調べていると、ヨハネス・ケプラーなんかは天文学では食っていけないからその当時の有力者を占星術で占って天文学の研究費を稼いでいたらしい。ケプラー自身も占星術をちょっと下に見ていた節はあったようだ。だが、私の好きな近代のノーベル賞受賞者のキャリー・マリスは占星術を信じていると著書に書いてあったし、日本でも昔は占星術統計学として稲をいつ植えるだとかで、寺でも研究されていたらしいのでそこまでトンデモなものではないのかなと最近は思うようになった。それでよくよく考えてみると、占星術がなぜ人間に求められたのかを考えるに、世界の中で自分がどこにいるかを把握し、どこかへ向かうときにどっちにいけばいいのかを知りたかったのだろうと推測する。まずは場所で、夜動かない星がある、北極星星だ。いつ見ても同じ位置にあると言うことを昔の人は発見した(よくよく考えると本当にすごい幸運な偶然なんだけど)。それを目印にして方角なんかを割り当てていったんじゃないかな。だから人間はまず最初に自分の位置を知ってそれから自分の行先を知りたかったから、占星術がいろんな人に求められたんだと思う。上にも書いたけど私は教員の端くれだ。人間の歴史を辿るように子供たちが何を知りたいかな、と思ったら、学校内での自分の位置なんじゃないか、と思って(別に興味がない子もいると思うが)GoogleColaboratoryでPythonを使って小テストの点をヒストグラムにしてみた。自分の位置がわかるかと思って子どもたちがそこに注目するかと思っていたら、それなりの点を取る子供がヒストグラム化している低得点の部分に注目していた。なんで自分ではなく下の人間にフォーカスするのかかは疑問だが、人間下を見るものなのかもしれない。もう少しサンプル数を増やして反応をみてみたい。これはクラスの特性なのか他のクラスでも当てはまるのか少し興味深い事案ではある。