サッカー南米選手権 選手から批判続々
感染深刻なブラジルでの開催強行
2021年6月3日【スポーツ】
アグエロ選手「プレーできない」
ブラジル政府は1日、サッカー南米選手権(コパ・アメリカ)の開催を受け入れ、13日から大会を開始すると発表しました。新型コロナウイルスの感染が依然深刻な同国での開催強行に各国の選手から厳しい批判や不安の声が上がっています。
世界の男女選手約6万5千人を組織する国際プロサッカー選手連盟(FIFPro)は1日、ブラジル開催に「深刻な懸念」を表明し、「プロ選手と要員、住民一般の健康に重大な結果をもたらしかねない」と指摘。健康上の不安から代表招集を拒否し、大会不参加を決める選手を支援していく立場を明らかにしました。
アルゼンチン代表のアグエロ選手は1日、「もしブラジルが困難な事態となれば、プレーはできないだろう。大事なのは、プレーができる場所を見つけることだ」と語りました。
ウルグアイ代表のカバーニ選手は先週、感染拡大の深刻さから、代表辞退もありうると表明。「選手には発言権も投票権も与えられていない」と述べ、開催地決定のあり方に不満を示していました。
元パラグアイ代表GKのチラベルト氏は、ブラジル開催で多くの現役選手が危険にさらされる事態を懸念。「代表選手を尊重すべきだし、彼らを奴隷のように扱ってはならない」とし、開催を強行する南米サッカー連盟や権力者に対して「選手たちは反乱ののろしを上げるべきだ」とツイッターに投稿しています。
コパ・アメリカはコロンビアとアルゼンチンの共催の予定でしたが、コロンビアが長期化する反政府デモを理由に辞退。その後、単独開催を目指したアルゼンチンも5月30日、感染拡大を理由に開催困難と判断。南米連盟は2019年の前回大会開催の実績があるブラジルでの開催を探ってきました。
ブラジルでの感染者数は3月下旬のピーク時からは減少しているものの、コロナ対策を軽視し経済対策を優先するボルソナロ政権の下、今月中にも「第3波」が起こる可能性が指摘されています。このため、コパ・アメリカの自国開催については「優先すべきは国民の命を救うことだ」(サンパウロ州知事)など有力政治家やメディアが相次いで反対の見解を明らかにしています。
代表チームの選手たちが尊敬され、奴隷のように扱われないようにする時が来たのです。皆さんの生活を気にかけない腐敗した人々に自分たちの存在を明らかにし、一致団結して南米のサッカー界に蔓延する腐敗を打ち破らなければなりません。
— 一般相対性レンチ (タワシも苦手) (@osugi3y_ekushoy) 2021年6月3日
DeepL翻訳で翻訳しました。 https://t.co/4kozDfG0mS
元パラグアイ代表GKのチラベルト氏は、ブラジル開催で多くの現役選手が危険にさらされる事態を懸念。「代表選手を尊重すべきだし、彼らを奴隷のように扱ってはならない」とし、開催を強行する南米サッカー連盟や権力者に対して「選手たちは反乱ののろしを上げるべきだ」とツイッターに投稿しています。
実はブラジル日本以上に新型コロナウィルスが蔓延している国でもあるんですよね。