メタン排出削減急務
国連など報告 温暖化防止に有効
2021年5月9日【国際】
メタン排出削減急務 国連など報告 温暖化防止に有効 2021年5月9日【国際】
国連環境計画(UNEP)や気候汚染物質削減に取り組む国際組織「気候と大気浄化の国際パートナーシップ」(CCAC)は6日、強力な温暖化効果を持つメタンの排出削減が急務だとする報告書を発表しました。 それによると、人間活動によるメタン排出を2030年までに45%削減することは可能で、45年までに世界の平均気温の0・3度分の上昇を予防できます。メタンはスモッグの原因となる汚染物質で、45%の排出削減で26万人の「早すぎる死」を防げます。 UNEPのアンダーセン事務局長は、「メタン削減は、今後25年間の気候変動を遅らせるための最強のテコで、二酸化炭素削減のための努力を補完する」と指摘。「社会、経済、環境への恩恵は、削減のコストをはるかに上回る」と、国際的な緊急の取り組みを呼びかけました。 人間の活動によって排出されるメタンは、化石燃料(35%)、ごみ(20%)、農業(40%)の3部門からで約9割を占めます。閉鎖された炭鉱からのメタン漏出防止などは安価な対策で大きな効果があり、逆にメタンの捕捉は企業にとって利益を生む、と指摘。さらに再生可能エネルギーの普及や、食料の無駄の削減などでさらに30年までに15%の削減が可能だとしています。 欧州連合(EU)は20年10月、「EUメタン戦略」を採択し、域内外での排出削減に取り組み始めています。米上院も4月下旬、トランプ前政権が規制緩和した、油田・ガス田からのメタン漏出を抑制するオバマ政権時代の措置を復活させる投票を行うなど、各国で取り組みが進んでいます。
国連環境計画(UNEP)や気候汚染物質削減に取り組む国際組織「気候と大気浄化の国際パートナーシップ」(CCAC)は6日、強力な温暖化効果を持つメタンの排出削減が急務だとする報告書を発表しました。
それによると、人間活動によるメタン排出を2030年までに45%削減することは可能で、45年までに世界の平均気温の0・3度分の上昇を予防できます。メタンはスモッグの原因となる汚染物質で、45%の排出削減で26万人の「早すぎる死」を防げます。
UNEPのアンダーセン事務局長は、「メタン削減は、今後25年間の気候変動を遅らせるための最強のテコで、二酸化炭素削減のための努力を補完する」と指摘。「社会、経済、環境への恩恵は、削減のコストをはるかに上回る」と、国際的な緊急の取り組みを呼びかけました。
人間の活動によって排出されるメタンは、化石燃料(35%)、ごみ(20%)、農業(40%)の3部門からで約9割を占めます。閉鎖された炭鉱からのメタン漏出防止などは安価な対策で大きな効果があり、逆にメタンの捕捉は企業にとって利益を生む、と指摘。さらに再生可能エネルギーの普及や、食料の無駄の削減などでさらに30年までに15%の削減が可能だとしています。
欧州連合(EU)は20年10月、「EUメタン戦略」を採択し、域内外での排出削減に取り組み始めています。米上院も4月下旬、トランプ前政権が規制緩和した、油田・ガス田からのメタン漏出を抑制するオバマ政権時代の措置を復活させる投票を行うなど、各国で取り組みが進んでいます。
【参考】
よく代替エネルギーに日本の近海多くあると言われるメタンハイドレートがありますが、僕はてっきりメタンの音質効果は二酸化炭素の10倍だと思ってたんですがどうやら正確には25倍だったようでもし利用するなら慎重にしないといけませんね。